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村長日記

平成29年5月1日


 先般4月18日の暴風雨時の最大瞬間風速は36.9メートルと過去に経験したことのない強力なもので、しかも最大瞬間風速30メートルを超えた時間帯が1時間半以上にも及びました。4月20日(土)・21日(日)の2日間で村内全域を回りましたが、その爪痕に愕然といたした次第で、危機管理対策の重要さを思い知らされたところです。ここに改めて被災された方々にお見舞い申し上げます。
さて、この度の村長選挙におきましては、多くの皆さま方のご支援により、再び村政を担うことになりました。皆さま方からいただきましたご厚意とご期待にお応えすべく身の引き締まる思いであります。
思えば4年前、見ず知らずの私を受入れ、私の施策推進にご理解を賜り今日まで支えていただきました。このことに心から感謝申し上げます。お陰さまで、皆さまのご期待に添うべく身を粉にして留寿都村の発展と村民の皆さまの幸せづくりのため働かせていただきました。
就任間もなく、本村の人口が1,900人を割込んだことに大変なショックを受けた次第で、(それ以上に深刻に受け止めたことは、人口が2,000人を切ってから僅か2年数箇月の期間だったことです。)このことから人口対策は当然として、村有財産の老朽化が進み、施設改修を優先課題とせざるを得ない状況で、その時期が一度に重なっていることに大変な重圧を感じた船出となりました。
ご承知のとおり施設整備には膨大な予算を必要とする一方、昨今では国の厳しい財政事情から、たとえ国庫補助対象事業であっても無情にも補助額がゼロとなるケースもあります。多額の予算を要する大規模事業で、補助金が削減された場合、本村のような財政規模の小さな自治体は立ちどころに財政難に陥りかねません。特にこのことを念頭において、財源確保に国や道などへの働きかけに奔走してまいりましたが、この考えは今後とも変わりません。幸いにも多くの方々のご尽力により、ほぼ見込みどおりの補助額を確保でき、子どもセンターぽっけを始め、学校給食センター、泉川膜ろ過浄水場など一連の施設の完成を見ることができました。
今後とも健全な財政運営に努めるとともに、自主財源の開拓など次世代への負担をできる限り少なくするよう努力していく所存であります。
今、「ふるさと納税」が堅調に推移しております。スタートした26年度が約900万円、27年度は約1億2千万円、そして28年度は約1億7千500万円で、29年度の滑り出しも好調です。
この自主財源を活用して、子ども・子育て支援や高齢者等の保健・医療・福祉の充実など、きめ細やかな施策を進めていきたいと考えておりますが、具体的な施策内容は今後ご紹介してまいります。

人口減少の加速化に歯止めがかかり、健全財政のもとで急を要する施設整備も終え、ようやく次なる展開を図るための土台ができ上がり新年度を迎えることができました。これからが留寿都村創生に向けた地域づくりの本番と考えており、皆さまとともに手を携えて本村の更なる発展と村民の幸せづくりにまい進し「未来に輝く展び行く留寿都をより確実なものに」していくことをお誓い申し上げます。今後ともご指導ご協力方よろしくお願い申し上げます。

平成29年1月1日


 新年明けましておめでとうございます。村民の皆さまには希望に満ち満ちた輝かしい平成29年の新春を健やかにお迎えすることができましたことを心からお慶び申し上げます。
 昨年の北海道は、北海道新幹線の新函館北斗駅までの開業といった明るい話題で賑わう一方、過去に例のない4つの強い台風が本道を襲い、激甚災害に指定された被災地域もありました。被災された方々には改めてお見舞い申し上げます。
 幸いに、本村においては大きな被害もなく、夏場の好天と農産品価格の高止まりから、総じて実り多い一年となりました。また、観光についても6月オープンの「ウエスティンルスツリゾート」は世界25か国からなる「ワールド・スキー・アワード2016」のニューホテル部門で世界一に輝くなど、順調な一年であったように思います。
 村長就任当初は、本村も例外なく人口減少が加速化しつつあり、しかも村有施設の老朽化が著しく、その更新時期が一度に重なっていたことから、人口減少対策と村有施設の更新を最重要課題として取り組んできました。
 人口対策は交流人口を増やし、その定住化策として『住まいの確保』、『働く場づくり』、『(子育て等)環境の整備』を3本柱に位置付け、『住まいの確保』として村営住宅の8戸の整備、民設民営住宅建設支援による18戸の建設のほか、社宅建設への支援政策により34戸のルスツリゾートの社宅を誘致でき、今後も増築が予定されているところです。このことにより人口減少の加速化を何とか抑えることができる見通ししとなりました。
 また、『働く場づくり』として、有限会社辻野ポークが、総額8億円の国の畜産クラスター事業の採択(村持出ゼロ円、国庫補助額約3億7千万円)を得ました。強い農業づくりにチャレンジする起業家精神には、ただただ感服いたす次第です。今後の展開によって、雇用に一層の弾みが付くことを期待しているところです。
 一方、『(子育て等)環境の整備』については、施設更新として「るすつ子どもセンター」や学校給食センターの建設(国庫補助満額確保)のほか、膜ろ過浄水施設の整備等、多くの方々のお力添えを得て財源的な裏付けの伴った施設整備を進めることができ、ようやく将来を展望できる土台づくりが出来上がったと実感いたしているところです。
 開村120年の節目の年となる今年は、これまでの取組を更に推進するとともに、本村の顔となる「道の駅」の新たな展開を始め、農業と観光を結び付けた新産業の創出、商工業を含めた産業の振興を図るなど、本村の持続的発展につながる村づくりをしていかなければなりませんが、事業推進に当たっては、次世代に過度な負担とならないよう健全な財政運営に常に心掛けることを第一とし、自主財源の開拓も進めていく必要があります。
 幸い、平成26年から始めた「ふるさと納税」は、今年度は平成27年度の約1億2千万円を上回る勢いで推移しており、これを財源として、これまでの医療費の無料化、予防接種補助、診療所への整形外科専門医の札幌からの派遣(月2回)などの取組に加え、今後とも診療所や社会福祉協議会をはじめ、関係機関との連携による保健・医療・福祉の一層の充実はもとより、子育て支援等による快適環境の整備を図るとともに、教育の充実や人づくりに向けたよりきめ細やかな政策を推し進める必要があります。
 さらに、村民の皆さまの健康や生きがい、安全・安心な暮らしを守るため、災害時等の危機管理に万全を期すとともに文化活動の活発化等にも配意する必要があります。
 本年も、留寿都の将来を展望し、村民の皆さまの幸せづくりと本村の持続的発展のため、こうした山積する課題解決に村民一丸となって取り組んでいかなければなりません。村民の皆さまがご健勝・ご多幸であられ、実り多い充実した一年となりますことを心からご祈念申し上げ年頭のご挨拶といたします。
 

平成2810月18日

 産業まつりやふるさとまつりのにぎわいがつい昨日のように思い出されますが、日は一日一日と着実に短くなり、朝夕めっきり寒くなってきました。やがて冬への備えが必要な時が訪れてまいります。農家の方々にとりましては、農作業も終盤を迎え慌ただしい毎日のことと思います。
 今年は、昨年に引き続き雪解けは早かったものの6月の低温と雨続きで農作物の発育が心配された時期もありました。また、夏場には過去に例のない4回の強い台風が本道を襲い、激甚災害に指定された被災地等ではその傷痕が今もなお痛々しい状況となっております。被害に遭われた地域の方々には、改めてお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を願っている次第です。
 幸いにも、本村においては、風速30メートルを超える強風に見舞われはしましたが、大きな被害もなく、夏場の好天は、昨年同様の実り多い秋へと誘ってくださいました。
 さて、先般(10月13日)開催された村議会臨時会において、新任教育長の同意が得られたところです。新教育長の土生敏明(はぶとしあき)氏は、皆さんご承知のとおり、父親が本村で教鞭を執られていたこともあり、留寿都村生まれで留寿都小学校卒業と、本村とは縁深く、加えて、教職員のほか教育行政にも携わった経験をお持ちの方で、教育現場、教育行政に精通されており、今後の本村の学校教育の振興・発展への大いなる貢献に期待を膨らませているところです。
 新教育長の人選に当たりましては、教育委員や本日で任期を終える森教育長を始め、皆さんからのご推薦・ご助言をいただいたところです。そして、何よりも本村への深い愛着と教育への強い情熱を抱かれ、快くお引き受けいただいた土生先生ご本人の人柄によるところ大です。本当にありがたく思います。
 今回退任される森教育長におかれましては、日々の教育行政の課題解決に奔走されながらも、学校校舎・屋内運動場やプールの改修を始め、学校給食センターの建設など施設設備の整備はもとより、スキーリフトシーズン券の本人負担分の軽減など、ハード・ソフト両面にわたる教育全般の環境整備等、本村の教育振興に多大な貢献をされました。本当にご苦労さまでした。
 言葉で言い尽くすことはできませんが、子どもたちの健やかな成長を願われ、教育人材の活用と児童・生徒の学力の向上等を希求し、教育現場に詳しい後任に託されたご意志に改めて敬意と感謝を申し上げる次第です。今後とも本村の発展にご助言・ご協力を賜りますことをお願い申し上げます。
 これからの降雪期を控え、当初予算はもとより、6月開催の村議会定例会での補正予算事業が着々と進んでおります。学校給食センターも外構工事の全容が見えてまいりました。加森観光㈱の社宅建設(今年度34戸建設)は基礎工事を終え、いよいよこれから上物建設に取り掛かろうとしております。㈲辻野ポークの畜産クラスター事業について、広々とした用地と大規模な施設建設に、ミキサー車等工事車両がせわしく往来しております。民間賃貸共同住宅については、一部では外壁や屋根等外構工事を終えるなど早い進捗状況となっているほか、簡易水道浄化施設の整備や村営住宅の建設工事も着々と進んでおります。
 これら事業が無事故で完成することを願って止みません。
 これから恒例の後志管内期成会の国・道等への要望活動が始まります。地域の身近な課題についての要望を始め、国道230号線中山峠のトンネル化や農業振興・観光振興の強力な推進など、20年後30年後の本村を見据えた地域づくりに向けた要望活動をしてまいりたいたいと考えております。

 日一日と寒さが増してきます。皆さんにおかれましてはくれぐれもご自愛ください。
 

平成287月13日

 7月に入り、まだ朝夕の肌寒さは残りますが、ようやく夏の兆しが感じられる温かさが訪れてまいりました。農家の方々にとりましては、6月からの低温と雨の天候不順で遅れた農作業に追われ、慌ただしい毎日のことと存じます。
 趣味のジョギングで各地区の畑の作柄状況を必然的に目にしますが、陽射しが強い今とばかり、花の咲き誇るじゃがいも、だいこん、ビート、南瓜、豆類などの綺麗に列を組んで畑一面が緑一色となっている光景は、何とも言えない生命の力強い営みを感じます。
 私事で恐縮ですが、年間走行距離1,500キロメートルを目標に村内を走り回っておりますが(毎年目標を達成)、一に健康、二に働いている農家の皆さんなどとの出会いの楽しみ、三に現場のさまざまな状況の把握というように、正に1石3鳥の利益を得たつもりで、いつも走る意欲は衰えを知りません。
村内の今年の明るい話題は、6月2日の交通事故死ゼロの日3,500日達成が挙げられます。これもひとえに村民総ぐるみで取り組んできた成果にほかなりません。この記録を4,000日、5,000日、10,000日とみんなの力で伸ばしていかなければと気を引き締めている次第です。
 さて、先月16日に終えた第2回留寿都村議会定例会では、大きな新事業の補正予算が議決されました。このことを申し上げなければなりません。
 一つ目は、留寿都村学校給食センターの建設についてですが、国からの補助金額が確定し、6月29日には安全祈願祭を執り行い、いよいよ本格着工となったことです。
 近年は、国の補助金を見込んで補助対象事業を行おうとしても、不採択や補助金額の大幅減での採択となるケースが多く、どの市町村も補助金の確保に苦慮しているのが現状です。各市町村によって置かれた状況は異なりますが、現に昨年度に補助額ゼロ円となった事例もあり、なおさら補助金の確保はハラハラものでした。
 おかげさまで、国会議員の先生始め、後志総合開発期成会、国や道の職員などさまざまな方々のお力添えを得て、何とか満額の6千8百万円を確保(建設新聞によれば、全国で約6割が不採択とのこと)でき、ようやく懸案事項となっていた建設着工にこぎ着けた次第で、感慨深いものがあります。ご協力をいただいた方々に感謝、感謝です。
 二つ目は、これまで水面下で誘致活動を進めてきました加森観光(株)の社宅建設(今年度34戸建設予定)や(有)辻野ポークの社宅建設への支援の予算化により、年度内完成の運びとなったことです。(もちろん年内に建設を希望する事業者がおりましたら、その事業者も支援対象となります。)
 「住まいの確保」は、人口減少対策の柱の一つとしていますが、このことにより、主に村外からの新たの雇用者の転入が期待されるところです。
 三つ目は、㈲辻野ポークの畜産クラスター事業について、総事業費約8億円に対し、国の補助金額約3億7千万円といった大規模プロジェクト事業が、7月9日地鎮祭を終え、登地区でスタートします。建設着工前だけに広大な用地が一層広々と感じられ、本村の発展の種がまた一つ増えたことに今後の展開を期待しているところです。
 そのほか、当初予算で計上済みの民間賃貸共同住宅建設促進補助事業について、昨年度の6戸に引き続き、今年度12戸満度の補助申請があり、いよいよその建設事業が始まります。
 このように、学校給食センターや人口減少対策の柱の一つとなる「住まいの確保」関連事業の工事が一機に始まります。今年は建設重機の音が轟く、騒がしい夏になりそうですが、暫しご容赦願いたいと思います。
 また、「ふるさと納税」は、好調だった昨年ほどとはいかないまでも、4月から現在まで約1,200件、寄付額約2,500万円と推移しております。返礼品としてお送りしている本村農産品の評判が良く、また、参加される農家の方も増え、返礼品のメニューも増えましたことから、持続的・安定的な軌道に乗せていきたいと考えております。
 今後とも、このことによって本村の魅力を感じてもらい、それが更にリピーターの増加につながり、一層、域内経済が活性化するような好循環を期待しているところであります。
 そのふるさと納税を貴重な財源として、4月からは毎月2回、診療所において整形外科専門医による診療が開始されたところですが、1回(半日)に付き、お年寄りの方を始め15人程度の方々が受診されており、みなさんから喜ばれていることを嬉しく思っております。
 本年度は、学校給食センターの建設、簡易水道浄化施設整備、村営住宅の建替えといった老朽化した施設の整備などを行うため億単位の大規模事業が重なり予算も相当膨らみましたが、常に健全な財政運営に最大限の目配りに怠りなきよう努めたいと考えております。
 以上近況報告となりましたが、今後天候が順調に推移し、昨年以上の豊穣の秋をみんなでお迎えできますことをお祈りし、筆を置くこととします。
 

平成283月25日


 日増しに春めいてまいりました。国内外からのスキーヤーでスキー場も大変賑わいました冬季シーズンも終了間近となりましたが、農家の皆さんにとりましては、これからが農作業の始まりです。いかがお過ごしのことでしょうか。
 さて、第1回留寿都村議会定例会を今月16日に終え、平成28年度予算が成立しました。
平成27年度は「ふるさと納税」が好調で、約5,800件、寄附額約1億2千万円にも上り、しかも、ご寄附をしていただいた方の9割以上は道外の方々でした。返礼品としてお送りしている本村農産品の評判が大きく貢献したようで、今後とも、このことによって本村の魅力を感じてもらい、それが更にリピーターの増加につながり、一層域内経済が活性化するような好循環を期待しているところであります。また、返礼品が農業の6次化となる農産品を素材とした加工品開発の誘発を促すことなど、「ふるさと納税制度」をより持続的なものとし、発展させていかなければなりません。
おかげさまで、この貴重な財源の一部を新年度には、子どもやお年寄りなどの予算に充てることができました。これまで実施してきた乳幼児等医療費無料化の中学生までの拡大、妊産婦一般健診の超音波検査の公費拡大、おたふくかぜ等の予防接種の村独自事業としての継続実施に加え、新年度には、子育て環境の整備として、乳幼児用の紙おむつ購入費の一部助成、育児不安解消のための助産師による産後訪問等相談体制の強化を図ることなどのほか、小中学生に対してはスポーツ活動を奨励するため、スキーシーズン券の助成を行うことといたしました。また、4月からは、月2回、診療所において整形外科専門医による診療が開始されることになります。
 いよいよ新年度スタートとなりますが、新年度においては、地方創生、地域振興のための様々な取組にこれまで以上の全力投球で邁進いたす所存であります。
まず交流人口の増加を図るため、包括協定を締結したロート製薬㈱とは今後とも一層の結び付きを深めるとともに、本村の地域資源を活用し、関係自治体をはじめ、企業、団体とのパートナーシップの締結に粘り強く取り組むこととし、特に、童謡「赤い靴」を縁に持つ自治体とのパートナーシップの締結の実現に努力したいと考えております。
また、冬季イベントとして、2,500人から3,000人規模の入込客を見込める『全日本スキー技術選手権大会』の誘致により、本村での開催が決まり、来期の冬の賑わいが楽しみとなりました。
そして交流人口の増加から定住化を図るため、「住まいの確保」としての民間賃貸共同住宅を昨年度の6戸に引き続き、新年度は12戸を建設することとし、「働く場の確保」として「経営革新等支援事業」による新規創業者や既存事業者の新たな事業展開等に対する支援について、その制度化を図りたいと考えております。更に本村のPRとなる様々な取組を進めたいと思っております。
新年度は、学校給食センターの建設、簡易水道浄化施設整備、村営住宅の建替えなど、老朽化した施設の整備など億単位の大規模事業が重なり予算も相当膨らみましたが、常に健全な財政運営に最大限の目配りに怠りなきよう努めたいと考えております。
明日、いよいよ北海道新幹線が新函館北斗駅まで開業となります。今年度も本村にあっては、交通事故死ゼロの日3,500日の達成など、無事故無災害で安全・安心で明るい一年であって欲しいと願いつつ、心新たに気を引き締めている次第です。


平成2811

 
 新年明けましておめでとうございます。村民の皆様には希望に満ちた輝かしい平成28年の新春を健やかにお迎えすることができましたことを心からお慶び申し上げます。
 昨年を振り返って、多発したテロ防止対策のための国際協力の動向が注目されますが、我国では近隣諸国とのトップ会談の実現やTPP交渉の大筋合意といったように、緊張の中にも国際協調の兆しが芽生え、政治的にも経済的にも安定した国際秩序の形成が期待されているところです。
 こうしたなかで国内では、新年早々の通常国会にTPP関連の国内対策を盛り込んだ補正予算が上程されることになっております。TPPの発効まで2年ほどの猶予はあっても、今から明るい将来経営が見通せるような農業者に生産意欲を高めさせる対策でなくてはなりません。
 さて、昨年の本村は、農業では大きな自然災害もなく、例年並みかそれ以上の実り多い一年であったのではないでしょうか。また、観光についても、特に外国人観光客の入込が増加するなど順調な一年であったように思います。
 今年は、北海道新幹線が新函館北斗駅まで開業となりますが、今年も本村が災害のない実り豊かで、多くの観光客で賑う明るい一年となりますこと心から願っております。
 今、国・地方挙げて地方創生の大合唱です。我国の人口は平成20年(2008年)をピークに減少に転じ、現在の年間約30万人の減少から、やがて100万人以上の減少の時期が到来します。そのため国では、平成72年(2060年)におおよそ1億人の人口維持を目標として、国、地方それぞれ「長期人口ビジョン」と「総合戦略」を定め、本腰で人口減少克服に向けた取組を推し進めています。
 本村も昨年7月末現在の人口が1,920人と2年半前への一瞬の回復はありましたが、減少傾向に変わりありません。何もしないで手をこまねいていては、平成52年(2040年)に1,194人(国勢調査を基にした推計)、平成72年(2060年)には730人と予測され、村そのものの存続が危ぶまれてしまいます。
 今年も、留寿都村の自立と持続的発展のため、本村の良さを内外の多くの方々に知ってもらうこと、次世代に過度の負担とならないよう老朽化著しい村有施設の更新をできるところから速やかに進めることを常に念頭置き、人口対策を最重要課題として位置付け、その対策に取り組んでまいりたいと考えております。
 交流人口を増加させ、人口減少に歯止めをかけるには、留寿都ファンを多くつくること、そのための留寿都村からの情報発信が重要です。一昨年、包括協定を締結したロート製薬㈱さんには、陰に陽に関西から留寿都のPR等ご協力、ご提案をいただいているところであり、今後とも同社との一層の結び付きを深めていきたいと考えております。また、本村の地域資源を活用し、童謡『赤い靴』関係自治体を始め、企業、団体とのパートナーシップの締結の呼掛けなど粘り強い取組が大切です。
 そして本村への定住促進には、「住まい」「働く場」「環境整備」が必要です。そのため、民間活力を活用した住宅整備、起業家支援事業の制度化などを図っていかなければなりません。   
 子育て環境として整備した『るすつ子どもセンターぽっけ』は本村が他に誇れる施設です。装いを新たにした環境のもとで、子どもたちは毎日元気よく伸び伸びと過ごされており、情操豊かな人間として成長されていくことでしょう。子どもはみんなの宝です。これからも、中学生までの乳幼児等医療費無料化、妊婦一般健康診査超音波検査の公費拡大、おたふくかぜ等の予防接種の村独自事業の継続実施をしてまいりたいと考えております。
 また、新年度からは、診療所に整形外科専門医の配置(札幌西岡第一病院から月2回の派遣)することとしておりますが、特にヒザ・肩・腰の痛みなどでお悩みのお年寄りの方には、朗報と言えるのではないでしょうか。
 幸い、一昨年の秋から始めた「ふるさと納税制度」は、留寿都村のPRとも相俟って順調に推移し、今年度は(昨年11月末で)既に全国から約3,900件(9割近くは道外)、6,900万円を超えるご寄附をお寄せいただいております。この貴重な財源を、こうした子どもやお年寄りの生活環境の充実に充てていきたいと考えておりますが、これもひとえに皆様方からのご助言の賜物であり、深く感謝申し上げる次第です。
 新年度には学校給食センターの建設、浄水施設整備、公営住宅の建設といった大規模事業が控えております。裏付けとなる確実な財源確保に努めるなど、次世代に過重負担を残すことにならないよう、しっかりとした村政運営を進めてまいりたいと考えております。
 村民の皆様の健康や生きがい、安全・安心な暮らしを守るため、災害時等の危機管理に万全を期すとともに、診療所や社会福祉協議会をはじめ、関係機関との連携による保健・医療・福祉の充実、更には教育文化活動の活発化等にも努めたいと考えております。
 今年も将来を見据え、山積する諸課題に積極果敢に立ち向かう決意でございますので、村民の皆様の温かいご支援とご指導を心からお願い申し上げますとともに、村民の皆様がご健勝・ご多幸であられ、実り多い充実した一年となりますことをご祈念申し上げ年頭のご挨拶といたします。


平成27年10月1日 

 
 平成27年度も後半の10月に入りました。“2015ルスツふるさとまつり”など一連の大きなイベントも終わり、いよいよこれから明年度の政策づくりが始まります。
 振り返って、今年は雪解けが早かったものの6月には低温に見舞われるなど、農作物の成育状況が心配されましたが、集中的な豪雨等の被害もなく秋の収穫期を迎えることが出来ましたことにほっとしている次第です。
 イベントでは、“ふれあい広場2015(福祉まつり)”は、参加者も多く競技しているお年寄りの元気な笑顔が印象的でしたし、“第17回盆踊り大会”は、櫓を取り囲む踊りの輪が老弱男女を問わずの踊り手で二重・三重にも膨れ上がるほどの盛況ぶりとなりました。“第36回ルスツ産業まつり”も朝から好天に恵まれ、訪れた多くの方々に留寿都産の美味しく新鮮な農産品を味わっていただきました。“ルスツふるさとまつり”は、好天で迎えた初日に比べ、次の日は一瞬の小雨よりはむしろ、夜気の寒さが身に染みた方もおられたと思いますが、楽しい2日間となりました。それぞれの催しが、時代を担う子どもたちにとって素晴らしい思い出として心に刻まれたことと思います。また、“2015アイアンマン・ジャパン北海道(トライアスロン)”、“2015ARKラリー洞爺”、“MFJ全道モトクロス大会”を含め概ね天候に恵まれ、今年は、暑い日が少なく短い夏でありましたが、賑やかで楽しい夏となったことに安堵している次第です。
 
 行政報告になりますが、7月中旬の後志総合開発期成会の中央要望では、学校給食センターの建設を来年度に控えている当村において、今年度に学校給食センターの建設を予定していた管内の町村で、補助対象事業となっていたにもかかわらず、全国的に申請市町村が多いことを理由に、1億円以上を見込んだ補助金が採択されないという由々しき事態に陥ったこともあり、文部科学省に対し、そのようなことの絶対に無いよう同期成会文教部会長の古平町長を通じ、留寿都村の強い要望として申し入れをいたしました(要望には中村国会議員も同席されました)。後日このことを道教委に伝え、道教委からの国への申し入れと今後の国の動向に関する情報収集等をお願いしたところです。
 特に、当村のような財政規模の小さい町村においては、大規模施設の建設には、補助金等当初予定していた国や道からの財源の見込み違いは、その減額分がそのまま借金に跳ね返り、額も多いことから、これまで営々と積み上げた少しばかりの基金(貯金)もあっという間に吹き飛んでしまい、次世代に大きな財政負担をもたらしかねません。今後とも、機会あるごとに国への働き掛けや情報収集に努めなければと気を引き締めているところです。
 9月10日には林野庁長官が「るすつ子どもセンター」を視察で訪れましたが、子どもたちからの元気な「こんにちは」の声に目を細められるなど、楽しい視察見学となられたようです。
 本村からは、建設財源の確保に当たり建設事業費約10億円のうち、林野庁の「森林整備加速化・林業再生事業補助金」を、全国の市町村から補助申請が殺到している中、当初の目論見よりは少ないのですが、林野庁からのタイムリーなアドバイスを賜ったことなどにより、2億2,200万円を確保できたこと。この施設が、子どもたちにとって情操豊かで夢がいっぱいに膨らむように願いを込めた「ぽっけ」の愛称で村民から親しまれ、留寿都村の誇りとなっていること。道内外市町村から多くの視察団が訪れていること。などこれまでの経緯と心からのお礼を申し上げたところ、嬉々として戯れている子どもたちの方に目を向け、「……未来を担う子どもには、いくらお金を掛けても惜しくない。こんなに地元の方々に喜んでいただいている施設建設に協力できて大変うれしい……」とセンターが地域にとってかけがいのない存在となっていることや地元からの感謝に大変な満足と喜びようでした。
 当村は、公営住宅、水道施設、街路灯、橋梁、役場庁舎、公民館など老朽化している施設のリニューアル期を迎えており、長寿命化も視野に入れ、後世に過度の負担を残さないよう財源に裏打ちされた施設整備が大きな課題となっております。国の制度など情報収集に努め、早目早目の対応に努めていかなければならないと考えております。
 
 さて、10月1日は5年に一度の国勢調査の日です。人口等の調査結果は、向こう5年間の地方交付税交付額の算定の基礎とされるなど地方公共団体にとって大変大事な数値となります。
 ちなみに、国勢調査人口とは直接関係しませんが、今年7月末現在の当村の住民登録人口は、ひところに比べ60人ほど増加(殆どが外国人ではありますが)し、1,920人とほんの一瞬ではありますが、2年半前の人口にほぼ回復いたしました。このことは、住民登録を含め国勢調査人口に漏れの無いようお願いした村内の主だった企業等のご協力の賜物と厚く感謝申し上げる次第です。
 しかしながら、人口減少には歯止めがかかった訳ではありません。全国的には現在の年間30万人に近い人口減少が、やがて年間50万人から100万人以上の減少へと減少幅が拡大していくことが予測されているからです。
 そのため、国においては、昨年11月に「まち・ひと・しごと創生法」を交付施行し、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました。
 総合戦略では、長期ビジョンとして、大きくは、1.人口減少問題の克服と、2.成長力の確保を掲げ、人口減少問題の克服については、2060年に1億人程度の人口を確保するため、人口減少の歯止め(出生率の向上)と、東京一極集中の是正を図ろうとしております。
 そして、国と地方が一体となって、中長期的な視点に立って取り組む必要から、地方においては、「地方人口ビジョン」と都道府県、市町村それぞれの「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定することになりました。
 当村では、今年度「留寿都村総合戦略」を策定することとし、現在、産官学金労の各界各層で構成する『留寿都村人口減少対策会議』で議論されておりますが、その結果を踏まえ、人口減少対策に取り組んでいかなければなりません。
 今年も豊穣で実り多い1年となりますことをお祈りいたしますとともに、外国人観光客など多くの方々が留寿都に押し寄せるなど、冬季のスキーシーズンの盛況をご期待している次第です。


平成27年5月8日


 議員の皆さんご当選おめでとうございます〈選挙後の初の臨時議会にて〉  
 議員の皆さんにおかれましては、この度の留寿都村議会議員選挙において、ご当選されましたことを心からお祝い申し上げます。
 さて、我国を取り巻く国際環境は、政治的にも経済的にも益々厳しくなってきております。そうした中で、国内的には2008年をピークに人口減少社会に突入し、特に地方では、少子・高齢化、過疎・空洞化が一層進み、それに伴う限界集落の発生とコミュニティ崩壊の危機に晒されている地域も益々増えてきています。
 本村においては、昨今、人口減少が加速化の傾向にあり、身の切り刻まれる思いでいますが、ただ手を(こまね)いている訳にはまいりません。何としてもこの流れを食い止め、留寿都に再び賑わいを取り戻さなければなりません。
 私は、これまで先人が築いた留寿都村を持続的に更に発展させるためには、人材育成はもちろんのこと、一つは本村の名を内外に知らしめ、交流人口の増加を図ること、留寿都フアンを多く創ることが大切と考えております。
 もう一つは老朽化が著しい各種村有施設のリニューアルすることであり、一時的な負担は伴いますが、財源をしっかり見定め後世に過度な負担とならにように、出来るうちに出来ることを押し進めたいと考えております。
 そのようにして次世代に引き継いでいくことが今の自分に課せられた使命と考えております。
 このことを念頭に人口対策を最重要課題として位置付け、(今年は国勢調査がありますが、)人口減少に目を背けることなく、果敢に対応策を進めたいと考えております。
 具体的には、「住まいの確保」、「働く場づくり」、子育て環境等「環境整備」は人口対策の3点セットで、住宅対策については、今年、地方創生事業として「民間賃貸共同住宅助成制度」による住宅建設を進めるとともに、来年度は村営住宅の建替えを考えております。雇用の場づくりについては、起業家支援の制度化を検討しているところであり、子育て環境等環境整備については、ハード面として『るすつ子どもセンターぽっけ』をオープンすることができましたが、ソフト面では、昨年度から実施した中学生までの医療費無料化に加え、今年度からは、「ふるさと納税制度」による寄附金を財源として、おたふく風邪、ロタウイルス、B型肝炎の予防接種の村独自事業として実施するなど子育て環境の充実整備を進めております。
 さらにIRの誘致は人口増加をもたらす最も有効な手段と考えております。このことについては村民の理解が第一と考えており、国や道の動向をにらみながら、村民説明会の開催など、ご意見を伺う場づくりに努めたいと考えております。
 いずれにしても、留寿都が持っている潜在力を最大限に引き出し、明るい未来への道標(みちしるべ)を指し示し、次世代に引き継いでまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解とご指導・ご協力をお願いいたします。
 首長と議会が住民から直接選ばれる二元代表民主制のもとで、首長は執行機関、議会はチェック機関として、その機能を担われていますが、近年住民の政治・行政への関心が高まってきており、執行機関も議会もともに、住民の厳しい監視下におかれていることに違いはありません。
 留寿都発展のため、議会・執行機関相互が住民目線で協働して取り組み、村民のご期待に応えていかなければなりません。それには双方の信頼関係が最も大切なことであり、情報共有、意思疎通の(たゆ)まぬ努力に心がけ、皆さんと手を携え、切磋琢磨して村政運営を進めさせていただきたいと考えておりますので、よろしくご指導ご助言を賜りますようお願い申し上げ、留寿都村議会議員選挙後の初の臨時議会に当たっての挨拶とさせていただきます。
        
 

平成27421


 『るすつ子どもセンターぽっけ』は、幸いにも工事の着工から完成まで事故もなく、4月14日に無事落成式を終えることができました。
 保育所、子育て支援センター、放課後児童クラブ、小型児童館の4つの機能を併せ持ち、道内はもとより全国にも誇れる施設として、いよいよ5月1日のオープンを待つばかりとなりました。 
 落成式には、ご来賓の北海道大学大学院の長野教授(地中熱ヒートポンプシステム分野の専門家で、本建設事業の技術アドバイサー)をはじめ、建設に携わった各事業者や関係者85名の出席のもと、テープカットでは保育所の児童16人も参加し、子どもたちの夢をのせて風船を空に上げてくれました。一連のセレモニーに続いて、担当職員による施設概要説明、長野教授による「るすつ子どもセンターぽっけから考える地中熱利用と設計について」として基調講演をいただき、今後この施設がいかにローエネルギーにより運営できるかを改めて聞くことができました。
 また、午後からの地域の方々を対象とした内覧会には、保護者や児童などを含め来館者が300人に上るなど、この施設への期待や関心の高さを伺い知ることができました。
 『るすつ子どもセンターぽっけ』は外構工事も含め、総額10億円を超える本村にとって大変大規模な事業であり、私にとっても完成まで気の抜けない、思い入れの強い事業となりました。
 一つの建設事業には、完成までに「基本構想」、「基本設計」の作成、「実施設計」の作成や「建設着工」、そして「竣工」といった一連の過程をたどりますが、その中で、「実施設計」の段階で既に数千万円の予算を投じていた一昨年9月ころのこと、建設財源として林野庁の「森林整備加速化・林業再生事業補助金」(形式的には北海道補助金)と他省庁のエコエネルギー関連の補助金を合わせた多額の補助金を見込み、残り財源を過疎債(借りたお金の7割が交付税として戻ってくる借金)を当て込んでおりましたが、人件費や資材の高騰で、日を追うごとに工事費が膨らみ、財源確保の心配から上京の際、情報収集のため林野庁(経営課)に立寄りましたところ、「…この事業は全国各市町村から希望が殺到しており、留寿都村への補助金額は、せいぜい数千万円程度のものか…」との話があり愕然となったことを記憶しております。
 一時は、これまで投じたお金を投げ捨ててまでも事業を中止しようか、皆さんが建設を待ち焦がれていたその希望や期待を裏切ってまでも中止しようかと真剣に思い悩みました。
 そうした逡巡としていた2ヶ月ほど後のこと、林野庁から、翌年度4月からの消費税率5%から8%への引上げに備え、景気浮揚対策として「森林整備加速化・林業再生事業補助金」事業予算の増額補正をする旨の情報が入り、また、補正予算が国会で通った場合でも、年も押し迫ってくることから、事業着手が間に合わないことなどで、補助申請をしない自治体も多く出てくる可能性があり、補助申請のあった自治体には、その分補助額が多く配分されることも考えられるとのアドバイスもいただいたところです。
 これに対する職員のスピーディな事務対応が功を奏し、また、もう一つの環境省の「二酸化炭素排出抑制対策事業費補助金」(31,000千円)にいたっては、全国でも早い採択となり、結果として両事業合わせて、約2億5千万円の補助金をいただくことになりました。
 ようやく財源に目処が付き建設着工に安堵したのも束の間、今度は、建設工事中の昨年秋のこと、特別仕様の窓サッシ製造業者の倒産に遭い、これに替わる同質程度の資材の提供可能な事業者がいるのか、もし、調達がままならなく工期内に完成できなかった場合は、これら補助金収入の全てを見込めなくなるばかりか、過疎債計画に狂いが生じて過疎債にも影響し、最悪の場合は全て(補助金収入見込額の約2億5千万円と過疎債分の7割の交付金見込額約5億円)が丸々借金になりかねないという事態にも遭遇しました。
 このように、難問を抱えながらも的確に工事が進められ、今回完成に至った次第で、奇跡的な完成であったという思いを強く持った大事業(結果として本村の持出額は3億数千万円となった。)でありました。
 完成することができましたのは、皆さんが未来を担う子どものために絶対に必要な施設であるという強い思いと、職員も本村の子どものためにと熱い情熱を持って事務を進めたこと、長野教授の熱意ある指導と的確なアドバイスをいただいたこと、事業者の方々が他に誇れる施設建設に携わっているという気概、そして、議会議員の皆さんの深いご理解の賜物と感謝しております。
 みんなの思いが一つになって完成した『るすつ子どもセンター ぽっけ』です。これからは、留寿都村の誇りとなる、子どもの夢がいっぱいに膨らむ施設として、子ども一人ひとりの情操を豊かに育む環境づくりなど、大切に運営していかなければならないと意を強く抱いた次第です。
 

平成27330

 もうすぐ4月です。日差しが強まっている昨今、一斉に農作業が始まり農耕機が鳴り響く情景が目に浮かびます。皆さんはいかがお過ごしのことでしょうか。
 冬季シーズンになりますと国道や道道の除排雪で関係機関への要請に足蹴く通いますが、除雪機や運搬車両のローテーションの関係からか、即対応はしてもらえず、降雪日はいつもハラハラドキドキものです。今冬は、降雪量が少なめで温暖なこともあって、昨年のような連日の降雪で除排雪に追われている村民の姿は見受けられませんでしたことに安堵いたしております。
 さて、昨年度を振り返って、イベントでは、6月の「GCC湾岸協力理事会駐日大使北海道ご来訪歓迎会」に始まり、「ロート製薬㈱の社員周年事業」ロゲーニングの留寿都開催、「ARKラリー大会」、「アイアンマン・ジャパン北海道大会」(トライアスロン)、「モトクロス北海道大会」等さまざまな賑わいがありました。
 また、交通事故死ゼロの日3000日達成(H27.1.19)は特筆すべきことで、北海道交通安全推進委員会からの感謝状(ちなみに、贈呈者の同委員会副会長は私と道職員同期の入庁来の友人で、何かの縁を感じます。)を大変光栄に思います。今後とも村民総ぐるみの交通安全運動の取組を展開し、4000日、5000日と更新していかなければなりません。
 そして、9月には北海道知事に統合型リゾート(IR)の誘致要請をし、IR誘致地として名乗りを挙げましたが、村政懇談会では、各地区からIRに関する情報提供を求めるご意見が多かったこともあり、本年23日道主催のIR説明会は、出席者が80人を超え、その概要を知るうえからも、大変有意義で時宜を得た開催となりました。
 報道によりますと、IR法案の今通常国会での成立は困難とのことで、誘致活動もストップ状態となっておりますが、誘致には村民の皆さんの合意形成が大切であり、今後の国の動向も見定め、迅速な対応ができる体制を整えることとしております。
 さらに、昨年秋からスタートした「ふるさと納税制度」は、予想を大きく上回り、半年間で約900件、900万円以上のご寄附(9割は道外の方から)をいただいております。この増収分はささやかではありますが、お年寄り、障害のある方、子育て関連の費用に活用することとし、5月オープンの『るすつ子どもセンターぽっけ』には乳幼児から小学生まで多くの子どもが集まることになり、接触の機会も多くなることから、感染予防のための予防接種(おたふく・ロタウイルス・B型肝炎)を村の全額負担で進めることにしました。
 人口対策の一つとして交流人口の拡大を図るためには、留寿都をよく知っていただき、多くの方々に来ていただくなど留寿都ファンを多くつくることがとても重要であり、そのための童謡『赤い靴』を縁とする自治体や、企業・団体等にもパートナーシップの締結の働きがけを続けてまいりますが、この「ふるさと納税制度」を一過性のものとして終わらせることなく、持続性のあるものとしていくためにも、例えば、昨年包括協定を締結したロート製薬㈱の社員への「ふるさと納税」の働きがけなどさまざまな工夫を加え、更に増収を図っていきたいものです。
 間もなく新年度、また新たなドラマが待ち受けております。これまでの以上の成果を積み上げたいと決意を新たにしている次第です。

 

平成2711


 新年明けましておめでとうございます。皆さまには夢あふれる輝かしい平成27年の新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
 昨年の本村を振り返りますと、長引くTPP交渉に不安を抱える農業は、雨の少ない一時期にも見舞われましたが、それほどの被害もなく農家の皆様にとりまして比較的平穏な年となったのではないでしょうか。また、観光産業についても、特に外国人観光客の入込み増加など比較的順調に推移したように思います。総じて昨年は、大きな自然災害もなく穏やかな一年でありました。今年も災害のない実り豊かで、多くの観光客でにぎわう平和な一年であることを切に願っております。
 私は、留寿都村の自立と持続的発展のため、人材育成はもちろんのこと、本村のネームバリューを内外に高めること、老朽化が著しい村有施設の更新等を行い次世代に引き継ぐことを今の自分に課せられた使命として諸施策を進めております。
 地方における人口減少、少子高齢化、過疎・空洞化、限界集落の増加やそれに伴うコミュニティ崩壊の危機といった厳しい現状のなかで、国は、先般の臨時国会で地方創生関連法案を成立させ、本腰で地方の創生と人口減少克服に向けた取組を推し進めようとしております。こうした国の動きをにらみながら、今年も人口対策を最重要課題として位置付け、その対策に取り組んでまいりたいと考えております。
 その中で、交流人口の増加と定住人口減少の歯止めは一体的なものであり、交流人口の増加策として、まずは本村の良さを多くの方々に知ってもらうこと、留寿都ファンを多くつくることがとても大切なことと考えております。幸い昨年はロート製薬㈱との包括協定の締結や生活協同組合コープさっぽろとの高齢者のための地域の見守り活動に関する協定を締結することができましたが、今後一層その結び付きを深めていくことに加え、童謡『赤い靴』関係自治体や企業、団体などとのパートナーシップの締結に向けた粘り強い取組が必要であります。また、イベント誘致についても、昨年に引き続きARKラリー、アイアイマン・ジャパン北海道(トライアイスロン)、モトクロス大会の開催が決まっており、今年も村内をにぎわすことになるでしょう。一方の定住人口対策は、「住まいの確保」としての民間活力を活用した住宅整備や、「働く場の確保」としての起業家支援事業の制度化を図る必要があります。また、「子育て環境の整備」として、今年は5月に『るすつ子どもセンター ぽっけ』がオープンいたします。総額10億円を超える建物に対し、一時は低額な国庫補助金しか見込めなく真剣に断念も考えましたが、その後の国からの情報と適切な事務対応で、約2億6千万円の国庫補助金確保のめどが立ち、過疎債(借金の7割に当たる約5億円が交付税で補填されるもの)の活用等で建設を断行いたした次第です。綱渡り的な財源確保でしたが、議会を始め何よりも関係者等皆さまのご理解あってのこと、この上は本村が誇れる施設として未来を託す子どもたちが、夢や希望いっぱいの環境のもとで、情操豊かに伸び伸びと成長されることを期待しているところです。
 
さらに、行政改革についても、職員研修等能力開発に努めるとともに地域担当職員制の見直しなど地域から信頼される行政への継続した取組が必要です。
 昨年知事に要望した統合型リゾート(IR)誘致については、地域活性化や雇用の場の確保による人口減少への歯止めなど、様々なメリットが考えられる反面、賭博依存症対策、青少年の健全育成対策、治安問題、風俗問題など懸念される課題に対し、国の検討状況等情報収集に務めるとともに、村としての対応の検討も必要です。今後、説明会や「村長出前懇談会」の開催などで皆さまのご意見をお伺いしたいと考えております。また、皆さまからのご意見や議会論議を踏まえ、本格的に取り組みました「ふるさと納税制度」については、全国から200件に上るご寄附をいただくといった成果を得ました。これもひとえに皆さまのご助言の賜物であり、今後とも変わらぬご指導等よろしくお願いいたします。
 
今年は、浄水場の増設、住宅整備や学校給食センターの実施設計などを予定しており、今後も大規模事業が続きますが、裏付けとなる確実な財源確保に心がけるなど、次世代に過重負担を残すことにならないよう、しっかりとした村政運営を進めてまいりたいと考えております。
 
当然のことながら、村民の皆さまの健康や生きがい対策、安全・安心な環境づくりといった住民福祉の向上のため、診療所や社会福祉協議会をはじめ、関係機関と連携した保健医療福祉の充実、更には教育文化活動の活発化等にも努めたいと考えております。
 村民の皆さまのご健勝・ご多幸と実り多い充実した一年となりますことをご祈念申し上げ年頭のご挨拶といたします。

 

平成261016

 
  秋も深まってまいりました。いかがお過ごしのことでしょうか。
 今年は雪解けが早く農作業も順調に進みましたが、春は5月に入り日照りが1か月も続いたかと思うと6月には雨が10日以上も続いたりで、農家の方々には大変なご苦労があったに違いありません。しかしながら、全国各地で豪雨等水害による大きな農業被害があった中では、留寿都は被害も殆どなく恵まれた方だと思います。収量も例年並との声が聞こえて来ますが、今年も昨年に引続き実り多い年になって欲しいものです。
 今年の夏場は、福祉まつり、盆踊り大会、ふるさとまつり、産業まつりに加え、昨年から始まったカーラリー、アイアンマンジャパン(トライアスロン:参加選手世界34か国約1,300人)、今年から始まった旧竹山牧場地区での全道モトクロス選手権大会(選手95人とギャラリーを併せ約350人)とイベントが続き、それぞれ盛会で大変な賑わいとなりました。
 そうしたなかで、この間、皆さんにお知らせしなければならない特筆すべき事案が2件ありました。
 ひとつは、前回の村長日誌(74日)でも取り上げました、ロート製薬株式会社とのパートナーシップ(包括協定)について、916日付けで加森観光株式会社も含めた3者の締結となりました。内外にPRするようなセレモニーは無しの事務的な処理としましたが、このことは、お互いが気負わず手軽に取り組めるものから始めようとする考えの表れでもあります。
 ロート製薬さんではこの結び付きを先の永い実のあるものにしたいと考えられて、社内プロジェクトチームで検討を始められているとのこと、本村としても社員研修として農業体験の受入(農家・養豚施設での農業体験や留寿都高校との交流体験等)など、本村からの提案も考えていくことになりますが、皆さんからもアイデアをぜひお寄せください。
 今後、こうした関係を大切にして、全国に留寿都ファンを多くつくっていくことがとても重要なことだと考えております。
 もうひとつは、皆さん『議会だより』や新聞紙上等でご承知のことと思いますが、本村が総合リゾート(IR)に道内小樽市、苫小牧市、釧路市に続いて4番目に候補地として名乗りを挙げたことです。候補地の名乗りの証は、市町村長から知事への要請(要望書の提出)です。今後とも、ときどき紙面を賑わすことになると思います。
 このことは、本年729日に私と議長が商工会会長、観光協会会長から、IR誘致推進の要請を受けたことに始まります。そして、議会からは822日に村議会議員の総意として誘致推進に積極的に取り組むべきとの申入れがあり、知事への要請(誘致の名乗り)に至った次第です。
 知事に要請するに当たっては、1.地域の皆さんへの説明等周知はこれからとなりますが、2.誘致推進に積極的に取り組むべきとの議会の考えが示されたこと。3.留寿都IR誘致推進協議会といった誘致組織が立ち上げられ、活動計画が定まっていないとはいえ、外国からのオペレーター(既に1社が現地視察に入られました。)にも対応できる体制となっていること。4.IRについての概略的な構想が整理されていること。などといったように要請環境が整っていると判断したからであります。
 新聞報道によると、現在全国で20以上の自治団体等が誘致に名乗りを上げているとのこと、今後、今臨時国会で議員立法としてIR法が成立する見込みであることや、更に1年以内に実施法の成立が見込まれており、その過程で国・地方で様々な論議が展開されることと思いますが、本村としては、青少年の健全育成対策、賭博依存症対策、犯罪・不正防止対策、治安対策、風俗対策等の国の取組動向の情報収集等はもとより、本村としての対応策も含め、身を引き締めて取り組んでいかなければならないと考えております。
 羊蹄山頂の雪化粧と麓の紅葉の鮮やかなコントラストをなすこの頃、これから徐々に寒さが強まっていきますが、皆さんにおかれては、くれぐれもご自愛ください。


 

平成2674

 
 今年も早、半年が過ぎ7月となりました。大根の出荷も始まり、農家のみなさにとっていよいよこれからが稼ぎ時です。今年も豊穣で昨年以上の収穫と収益になることを願って止みません。
 さて、今年前半を振り返って、特に6月の村内は、これまでにない様々な対外的行事などで慌ただしさと賑わいがありましたので、このことを近況として記したいと思います。

 まず平成26年613日のルスツリゾートで開催のアラブ首長国連邦駐日大使、カタール国駐日大使(ご夫人同伴)、バーレーン王国駐日大使(ご夫人同伴)、クウェート国駐日大使(ご夫人同伴)をお迎えした「GCC湾岸協力理事会駐日大使北海道ご来訪歓迎レセプション」では、松島みどり経済産業副大臣、中村、船橋両道内選出衆議院議員はもとより、北海道からは知事をはじめ関係部長を含めた約30名のほか、経済産業局長、運輸局長、ホクレン等農業団体、道内企業や経済団体、そして、地元からは羊蹄山麓7町村長、留寿都村議会議員、ようてい農協代表理事組合長等で総勢200名からなる参加者となり、大変な盛り上がりとなりました。
 翌日の14日、駐日大使一行は、白老町のサラブレット育成牧場を見学の後、留寿都では近藤薫さんの畑(畑を提供された近藤さんには感謝です。)でアスパラガスの収穫体験(長雨が続いている中、この時ばかりは雨もすっかり止み、革靴で畑に入ることが出来るほどの状態でした。)をなされました。駐日大使はじめご夫人までが自分でもぎ取ったアスパラを生のままでガリガリ食べ出したのには驚きました。後日談ですが、駐日大使一行は前日のレセプションの盛会に気を良くしたばかりでなく、アスパラの収穫体験が大変気に入ったようで、お礼の挨拶文にもそのことが書かれておりました。
 私は歓迎レセプション実行委員長として、「…農家の方々が丹精を込めて育てた新鮮で美味しく安心・安全な羊蹄山麓の野菜を素材とした料理などで“おもてなし”をすることとしたこと・・・」を開会宣言で申し上げましたが、留寿都村の子どもたちによる「ようてい太鼓」の演奏はレセプションを一層盛り上げることとなりました。ちなみに、“おもてなし”の野菜はようてい農協さんが提供してくれたものです(ありがとうございました。)。
 特に、文化・宗教の違いから普段身についた振る舞いで、何か失礼なことがあってはならないということだけに気を注いでおりましたので、成功裏に終えたことに感謝し、胸をなでおろした次第です。
 
 次に618日のことですが、10年に一度もあるかないかの総額約10億円(建築・電気・機械・地中熱関連工事の総額約94千万に、今後外構工事費用が見込まれる)に上る「(仮称)るすつ子どもセンター」の着工に当たっての安全祈願祭が執り行われました。オープンは来年5月を予定しておりますが、無事故で竣工式が迎えられることを祈っております。
 財源内訳は、大雑把に補助金が約267百万円、過疎債が約573百万円(この内、7割の約4億1百万円が交付税で補填される。)ですので、実質借入額(借金)は約27千万円程度となります。
 裏付けとなる補助財源の確保には、既に事務作業等が進められていたこともあり、補助事業に全国から希望市町村が殺到している中で、留寿都村の補助採択額が期待するほどの額にはならない見込みであることを林野庁の担当課長補佐から告げられた時などは、大幅な施設規模の縮小変更をしなければと頭をよぎったこともありましたが、何とか財源確保ができたことに安堵しております。
 このことの経緯等については後日いつかの機会にお話することもあると思います。
 
 さらに628日には、本社大阪のロート製薬会社の会長、社長を含め社員一行約1,200人が会社創立115周年事業で、留寿都村にやってきました。社員の親睦や福利厚生等の目的で、保養の地として留寿都村を選んでいただいたことに大変光栄に思った次第です。
 31組で村内に150か所以上設置したポイントを3時間コースや5時間コースで駆け巡り、点数を競うロゲイニングで賑わいましたが、会長も5時間コースにチャレンジしたとお聞きしております。しかも、ロート製薬会社からは、地域貢献活動の申し出があり、約30人の社員による旧三ノ原小学校の清掃もしていただきました。
 何よりも社風が明るく、ロゲイニング大会前の全員集会で、司会役の人事総務部長は会長を山田さんと親しげに「さん」付けで紹介したのが印象的でした。会長からは、羊蹄山を図柄とした村からの記念品のタオルを紹介していただくなど、いたく感謝されました。
 私も歓迎の挨拶で「留寿都村がお気に入ったら是非、23年の期限付きでも御社とパートナーシップ(包括協定)を結びたい」旨を申し上げたところ(村としては、観光のリピーター確保や地元産品の売込み等を望んでいること。会社として社員が職場旅行や社員研修等で来村された時に、例えば農業体験を希望された時には、村がその手配に努めることとするなど、身近なことで両者の希望が合致すれば締結できるのではないかなどと提案していたものです。)拍手されるなど社員からの反応は上々でした。
 その後、社員全員の記念写真の撮影となりましたが、人数もさることながらカラフルなスポーツウエアの彩りに圧倒されました。
 なお、人事総務部長からは、社内でパートナーシップについて真剣に検討しているとのことが後から告げられた次第です。
 これからも福祉まつり、盆踊り大会、産業まつりなどのほか、7月には「2014ARKラリー洞爺」、8月には旧竹山牧場地区での「モトクロス大会」、村内が自転車レースコースとなる「アイアンマン・ジャパン 北海道大会」などが繰り広げられることになっており、一段と賑わいが増すことを期待している次第です。以上近況とします。

 
 【今回から「村長日記」として、年に数回の近況報告をすることといたしました。】

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